2017年04月25日

花と華


関東の桜はとうとうすべて散り果てて

そのあとを若緑色の葉がぐんぐん生い茂る


花は咲いてるうちが華


よく見てみれば

新緑の桜も、紅葉した桜も、枯木立の桜も

それぞれ味わいがあり美しいのだけれど

人は咲いている桜にしか目が向かないものだ


しかし桜の花を何時間もずっと見続ける人はいない

ちらっと見て

あぁ綺麗、やっぱり日本はいいなぁ、って想い

その背景との整合性を愉しみながら

シャッターを幾枚か切り

それで終いである


それくらいでいいのだろう


咲いているものは少しだけその機微を感じとれればいい

そして儚く散って欲しい

ずっと咲いていたら価値がなくなるのだから・・



その生命は咲いていない時間の方がずっと長いのだ




”秘すれば花”

という言葉がある




人の営みを鑑みてみれば

派手に咲いているだけが美しいわけじゃない

誰にも見えなくてもそこに花があることがある


正確にはあえて見せないことでそれが華となる


あからさまにアピールして見せてしまっては

もう華ではない・・美ではないのだ



誰かの中に貴方にだけに視える華があるなら

その美を見守ってほしい


またはその華を自らが持ち合わせているのなら

あえてできるだけ気づかれぬよう

さりげなくその美を温めてほしい



とりあえず咲かせて見せたがる造花ばかりのこの街で

その小奇麗な花しか目に入らないのなら、不幸なこと




ここには質素で気品のある

あえて咲かせて見せぬ華のほうが多いのだから









PHM02_0083[1].jpg

















posted by 真中 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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