2017年01月14日

透明な月


真冬の澄んだ午後

青空に半透明の白い月が浮かぶ



大きく息を吸い込めば

冷たくて綺麗なものが心の芯に到達するのを感じた



それがやがて温かく意味あるものに変わるまで

少しだけ時間がかかるだろう



街路樹を徐々に揺らしながら伝う風が

やっと到達して

遠くの旗を翻すのが見えた



何気ない日常に吹く風を誰かと分かち合えれば


それが幸せ




やがて何かあって悲しすぎて涙するとき


悲しみはその幸せを確定させる切っ掛けとなり

決して不幸を確定させるものじゃない



だから人は悲しみを超えてゆけるのでしょう



ときには山の上に立ち

めくりめく人の世の

その狭間に揉まれている日常を俯瞰してみれば


プラスもマイナスも同じだけ振れている振り子が視える


だからプラスだけ欲しがってもそうもいかないのさ

自然界の力学には逆らえないから



マイナスに振れれば同じ高さまでプラスに振れ

プラスに振れればやがてマイナスに振れる


大きければ大きく

小さければ小さく


それは同じエネルギーで反動してる



だからその物質現象に一々心揺れても仕方ない

自動的に幸も不幸も訪れるのだから・・




ただ、マイナスの空気に目の前を覆い尽されたときにのみ

その煙幕のなかに自を脱皮させるスイッチが隠れてる


視えない苦しみのなかでなお、そのスイッチに触れたなら

そのとき永遠の幸せが稼動する



たとえ今

どんな現象に振れていようとも・・もうあまり関係ない



幸せを確定するものは目に見える現象じゃない

単に心の位置によるのでしょう



誰かに幸せを依存しちゃいけない



寄りかかった心はやがて反動で自動的に傾く

ずっと左右に揺さぶられ、やがて疲れ果ててしまうよ



自分の力で

揺れない位置まで行かなければならないのさ



その向こう側に吹く風を誰かと分かち合えたなら


それが幸せ





青空に透けた昼間の月は

心の奥を静かに映しだし


そのさりげない引力は

いつだって

いつだって

幸せへと導いてる













ss-20051124234115210[1].jpg






















posted by 真中 at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178400420
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック