2018年05月22日

円のなかの出来事


太陽とか月とか、この地球

遥かに遠い宇宙の彼方に輝く星まで

円いね、と言うか球体


四角とか三角とか、全然歪んでいるとかじゃない

星に成りきれないものはイビツなものが沢山あるけれど



この物質世界には様々な形が存在するけれど

〇が終着点、最終形、完全体、

力学的に最強なのかもな?



たとえ綺麗な四角柱や四角錐、三角柱や三角錐の

強固な要塞をこしらえ戦ったとしても〇には敵わない



その ”角” に

自らの主張を集結し強調してしまうからだろう



強調した瞬間同じエネルギーの反動が働き

またそれに対する反動の連鎖を永遠に繰り返すことになる



球体は全てを吸収しその力みのない自然体は

他を和ませ脱力させる



戦うために鍛え上げられたマッチョマンでは勝てやしない

そもそも次元が違うのだ



形あるものの中になにがある?



いや、何もないのかもしれない

案外ありそうでなんにもないものも多いからね



でも確実になにかがそこに有ることがある



それはさ

どこかの誰かが込めてるんだよ



円くて深くて広くて余裕のあるものを・・



込められたものは

触れてみれば解るもの



それは誰かが込めたのかもしれないし

誰かが込めてくれないとしたら

自らで込めたかもしれない



たとえばもしも孤独なら、

人知れずあの星を証人として契約を交わすさ



孤独とは、人恋しい淋しさの代償を支払いながら

天から特別な知恵を授かること



孤独は人を賢くする



それもまんざら捨てたものではないね



はたまたなんにも込められていないものの、その空虚さも

触れてみれば解ってしまうもの



やがて空虚な箱には違うなにかが入ってしまうよ



その隙間に偽者が差し込まれたときはかなり厄介になる

抜けだすまではしばらく遠回りすることになるだろうな



まぁそれすらまんざら悪くはない

大きな負に気づけば

大きな正へと反動することがあるから



でもいずれ自ら吐き出し弾き飛ばせなければ

もしかしたら一生ソイツに取り憑かれるかもしれない



偽者は皆本物の顔をする



成果主義のこの街では、

真心よりも銭勘定が先に立つからもはや魔物の巣窟



ここにはニコニコした魔物がたくさんいるね



悪意に満ち底意地の悪い者達が多いから気をつけて・・



”真心”など、公明正大に偽モノを掲げ

煌びやかに表面に貼りつけておけばいいのだから



”思いを込めて、心を込めて、愛を込めて”

”絆、つながり、優しさ、思いやり・・”



あからさまに表現し、主張し、アピールしても

誰も本心でそんなこと思っちゃいない



そこへ辿り着く想像力もないのに

言葉だけが独り歩きで酔いしれる



綺麗な言葉を張りのつけたガラスのバリヤで性根を隠す

自己欺瞞も甚だしいのだ



自己利益のためのアピールは

印象操作からマインドコントロールにまで及ぶ



真心とは何も言わず人知れず込めてゆくもの

本物とは無言で示すものだ



顔だけつくって

悪魔はいつでも神のふりをする



あからさまに口にだし

善良さを主張する者を見つけたらよく視てごらん

たいがいは内面の多くを魔物に支配されているものだ



その最大の特徴は

自覚がないこと



すなわち自らをも欺き思い込んでいる自己欺瞞となる

裏にはいつだって利益計算があるものだ



だからいいとか悪いとか

そんな単純なはなしをしてるわけじゃない



皆自分のことでいっぱいいっぱい

そのギリギリの心の隙を突かれるのだから



誰もが我先に利益を求め、安全地帯を求め、

思いやりを持ってとか言いながら誰かを踏み台にしてる



自己犠牲を伴う無償の愛を宿すなんて至難の業である



それが人というものだ



それがこの街の

ありふれた日々の出来事・・




形あるもの




油断すればすぐに魔物が差してくるから

彼らのつけ入る隙もないくらい

先に愛を込め続けるのさ



もしも先手で魔が差していたら

外側から愛をもって溶かすしかない



ここは愛と魔のせめぎ合い、

天使と悪魔のせめぎ合う場所



右を見ても左を見ても

どちらが多く陣地を取るかのシーソーゲーム



人間はおろかオモチャや家や車や石ころだって

存在するあらゆる物質がそれぞれの歪な形のなかで

いつだって陣取り合戦してるアメリカンフットボール



この大きくて円い地球のフィールド上でも

常にその両者が陣取りを繰り広げているように・・



そこは自らを正当化しながら

我がもの顔で反則ラフプレーが横行する場所



元々愛に満ちた球体のこの星は

今どちらが優勢ですか?



もしも魔物が上回ったら、

やがてその円を保てなくなり破裂するんだろうな



あなたの心は今

天使と悪魔のどちらが優勢ですか?



あなたの心は今

どんなかたちをしているでしょう?



愛らしき偽善や欺瞞は魔物の大好物

正真正銘の愛でなければ負けちゃうのさ





愛を心得たら黙って静かに込めてゆく

そのエナジーが勝るとき

イビツだった形は徐々に円い空気を帯び

その渦巻は時間をかけてやがて最強の完全体を形成する




その時はじめて

空に輝くあの星と共鳴できるのかもな?




・・・・・・・・・




そして、

あからさまに愛を主張してるこの私こそ

多くを魔物に支配されているから



騙されぬよう・・気をつけて、、







それがこの円い星のなかの

ありふれた日々の出来事










ss-200611130029482635[1].jpg





7.7cena 023.jpg

キタアカリの新ジャガイモの揚げニョッキ
男爵イモのムースリーヌとパンチェッタを添えて






2018-05-09-19-21-15.jpg

ホワイトアスパラガスのソテーとフキノトウのかき卵
ネッビオーロランゲの赤ワインソース





題して

円のなかの出来事


















posted by 真中 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年05月12日

その奥のタカラもの


眩い五月の陽射しに

すでに咲きはじめた白い紫陽花が

やけにくっきりと浮かび上がっている


その光は川に架かる橋の下まで斜めに差し込み

ひっそりとした碧い苔までが鮮やかに浮いて見える


徐々に重い色のグラデーションが重なり

やがて影のエネルギーが上回るころには

目がちかちかして追いつかず

黒板みたいな深緑の闇が覆いかぶさって

その奥はもう視えない



碧く美しいその苔は

ずっと奥まで続いているだろうか?




足りない言葉をそのまま理解するより

その言葉の隙間を感じ取ってみたほうが真実が視える



描かれた絵画は

強く描き殴った部分より

その影と擦れた余白に本当の姿が視えるものだ




見えているもの

光の当たったもの

強く主張するもの


そしてそれらとは相反するもの・・




その主体の脇に広がる闇とか空白とか

明確なものよりもっとモゾモゾとして

はっきりしないモノたち



それらが視えたときはじめて奥行きが生まれ

本当の実体が現れるのだ



真実はそこに見えているものじゃなく

表には見えないスクリーンに浮かび上がるもの



語られた言葉じゃなく

語られない言葉の隙間に浮き上がるもの



表現されたものはみな単調な着色がすぎて

見る者を麻痺させるのだ



光の当たるものだけを見ているのなら

それはもしかしたら

既に麻痺してしまった目で見ている錯覚かもしれない



白い紫陽花は月灯りの下で視れば紫にみえるもの

見え方など心の有り様でどうにでも変わるもの



真っ昼間に白が灰色に見えたり

鮮明な緑が黒く見える人だっているのだから・・



同じものを見ても

誰かは白で、誰かは灰色で、誰かは青で

それで誰もが皆自分が正しいと言い放って聞かない



その見えた色を基軸にそれぞれが走り出すから

この街はいつでも

色覚検査の絵みたいにガチャガチャしてる




真実を視たいのなら

あえて目をつむって視てみることさ




この場所が、

どれだけ虚像で満ち溢れているかまで

視えてしまうかもしれないけれど・・



それはとてもショッキングなことだから

視たくないのなら相変わらず盲目でいたほうがいい



信じられるのは人の心

信じられないのも人の心




いつだって同じものたちが戦っている

いつだって皆、

どこかの敵と戦っていると錯覚しながら

結局自分と戦ってる


目がちかちかする光と影の狭間で・・




それでもあなたが断じて微笑むのなら

その錯覚の隙を突いて陥れるのが大好きな

さすがの悪魔ももう手出しはできない




あなたは自らを費やしながら

わき目も振らずどこまでもこの灰色の街を走りぬけ

必ず誰かを安心させているだろう



疲れたボロ雑巾を絞ったみたいな笑顔でも

その皺の深みは

誰かに温かで最強の安堵をもたらしているはずだ



本当は判らなくて心細くて手探りで何かにすがりたくとも

その決意を秘めた微笑みは

大切な誰かにとって鮮明な道しるべとなっているもんだ




その一見明確さに欠ける危ういものが

本当は圧倒的で揺るぎないものとなる




それはこの不連続の荒れた地で

もっとも称賛に値すること




光と闇の狭間で心の奥から絞り出す笑顔が

どれだけ大変なのか、



誰もが知っているから・・











ss-200901052314569107[1].jpg






_T6E7347-02.jpg

アガぺ風、みつまめ

山形佐藤錦と宮崎マンゴーと黒蜜の葛切り

黒タピオカとナタデココ、ライムのソルベを添えて

そしてもう一つ、揺るぎない何かが芯に隠れてる

それはいったい何・・?


題して

”光と影と、その裏にあるもの”























posted by 真中 at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記